歯磨き粉のホワイトニング効果と歯科医院のホワイトニング効果の違い

目次
歯磨き粉のホワイトニング効果
- 歯の表面に付いているステイン汚れを取り除く。
- 食べ物・飲み物・タバコのヤニによる着色を取り除く。
- ステイン・着色を取り除き、もともとの歯の白さへと導く。
- 本来の歯の白さを取りもどす。
歯磨き粉を使用した場合、ホワイトニングは歯の表面に付いている汚れを取り除くことが「ホワイトニング効果がある」という表現になります。
「本来の歯の色自体を白くする(ホワイトニング)」という薬効効果の歯磨き粉はない
ということです。
歯磨き粉の分類 (薬機法上)
- 化粧品歯磨剤 薬用成分を配合することはできません。
- 医薬部外品歯磨剤 予防・衛生を目的とした薬用効果が認められた成分が配合されます。
- 医薬品歯磨剤 治療を目的とした薬用効果が認められた成分が配合されます。
歯科では歯磨剤(歯磨き粉)に対して薬用成分を重視する傾向が強いことから主に「医薬部外品歯磨剤」が活用されています。分類によって、成分および量など配合基準が定められています。
歯磨き粉のホワイトニング有効成分
着色汚れの除去効果が高く汚れや着色を浮かせる成分
- ポリリン酸ナトリウム(E Xポリリン 酸分割ポリリン酸 短鎖ポリリン酸などの表記)
- ポリエチレングリコール(PEG)
- ピロリドン(PVP)
細かく傷ついた歯の表面を修復し、なめらかにすることでプラークやステインの付着を防ぐ成分
- ナノ粒子ハイドロキシアパタイト(トリートメントペーストなど)

歯科医院でのホワイトニング効果
- もともとの歯の色自体を白くすること。
- 本来のご自身の歯の白さより歯が白くなる。
- 神経のある歯が白くなりやすい。
「本来の歯の色自体を白くする(ホワイトニング)」効果がある。
歯科医院で使用するホワイトニング薬剤
- 過酸化水素
- 過酸化尿素
